冷たいものを一気に飲めば一時的に体温を下げられますが、急激に冷えを感じたからだは、恒常性が働いて元の状態に戻そうと熱を発しますので、結果的に暑くなってしまうことも。冷たいものを飲むなら、一気にではなく口の中にしばらく含んでから飲んでください。口内の冷温受容器が冷えて汗を抑えることができますよ。

大豆に含まれるイソフラボンには、女性ホルモンのエストロゲンと似た作用があります。エストロゲン同様、水分をからだの中に保つ働きがあるので発汗を抑制します。イソフラボンは摂りすぎによる副作用も懸念されていますので、摂り過ぎには注意を。１日あたり豆腐半丁を目安に摂取しましょう。

たしかに水風呂や水シャワーを浴びると冷たくてすっきりとした気分になれるのですが、皮膚の血管が急激に収縮をするので、上がった後に血管が反射的に拡がってしまい、結果的にからだがぽかぽか温まります。汗を抑えるなら、体温に近い34〜37℃のぬるま湯が良いでしょう。エネルギー消費が小さく、副交感神経を優位にしてくれるので、汗が抑まります。

覚醒作用で知られるカフェインですが、実は交感神経を優位にすることによる発汗作用もあります。汗をかく季節に飲むなら、ノンカフェイン飲料を選ぶと良いでしょう。ノンカフェイン飲料の代表格、麦茶にはミネラルなど夏に汗で出て行きがちな栄養がふくまれているので、おすすめですよ。

薄暗い部屋はリラックス状態を誘い、副交感神経が優位になりやすいので、発汗が減ります。逆に「闘争と逃走の神経」ともいわれる交感神経が優位になると、アドレナリンが放出されて「手に汗握る」状態になるので、発汗が多くなります。ほっとする空間には、発汗を抑える効果があるんですよ。

人のからだには一部を圧迫するとその部分の汗が減り、かわりに別の部分が汗をかくという反射機能があります。バスト下部を押さえることで上半身の汗が減り、顔やわきに汗をかきにくくなります。２〜３分の圧迫で約１時間効果が持続します。ただし、上半身で減った分下半身に汗をかきます。

スーッと爽快な香りのミントですが、交感神経も刺激するので、発汗作用があります。交感神経が優位な状態だとからだが活動モードになるので、眠気覚ましにぴったりです。ですが、発汗抑制効果を期待するときには、副交感神経を刺激するセージなどがおすすめです。

通気性のあるカップ素材を使用していることにくわえ、カップ肌側に接触冷感機能「タッチクール」素材を使っていることもポイント。ひんやりと肌が「冷やされた」体感が得られ、胸汗やムレの不快感を気にせず、気持ちまでポジティブになれるでしょう。